都市伝説は本当にあるのか?

伝説を紐解き 謎を説く

伝説の村 犬鳴村と杉沢村と津山事件

色々ある都市伝説の中で
一番最初に取り上げようと思ったのは、
犬鳴村と杉沢村についてです。


最近番組で、「秘境番組」や、「ぽつんと・・・」とか
あるのだけど。踏み入れては行けない聖域って
多分何処にでもあると思うんですよね。


でも、この2つの村は何処にもない村で
話だけが独り歩きしている。
なぜそんな話が独り歩きしているのか
それについて考えてみた


まずは
犬鳴村の紹介から
話では・・・犬鳴峠の近くにある村で
「ここより先は日本国憲法がつうじない」とか書かれた
看板が立てられていて、入ると二度と戻ってこれない村
入る道は1つで、その道にも色々な罠が仕掛けられ
近づいた者は村人に斧や鎌で襲われる。
また、孤立した村なので、人口を増やすために近親相姦が
行われ、精神異常者が多い。
こんな話だ。話自体気味が悪い。


では、杉沢村について
青森県で起きた事件で、1人の村人が突然発狂し
村人たちを次々と惨殺全ての村人を殺した後 自分も自殺した。
政府は、その恐ろしい村はもともと無かったことにしようと
地図からその地名を無くす。
ようは事件ごと隠ぺいしたのだ。
だがしかし、噂は噂を呼び、青森の山奥に
入ったら出てこれない呪われた村がある。と言い伝わる
こんな感じだ。


どちらも「ぞっと」する話なのだ。この2つ村が本当にあるのか
いや、私は1つ事件とこの伝説の村を繋げてみた。


本州の半分くらいの岡山県ちょっち九州のほうが近いかな。
そこに起きた本当の事件が、色々な話とまじって
全国に広まったのではないかと、
私は新しい仮設をたててみました。
その事件が、津山事件です。


津山事件について
1938年(昭和13年)5月21日未明に岡山県苫田(とまだ)郡、
西加茂村大字行重(現在の津山市加茂町行重)の貝尾・坂元集落という場所で
発生した大量殺人事件です。
津山三十人殺しと呼ばれています。
犯人の名前から都井睦雄事件と言われることもあります。


事件について
・結核病を患った若い村人が
 皆から村八分にあい、孤立。
 当時付き合っていた女性も、別の男性の所に嫁にいき
 村人はあちこちでこの若者のうわさ話や 悪口を言うようになる
 その若者はだんだん村人を恨むようになっていた。
 最後は自らの心臓に猟銃を当て、自殺をします。


この事件と2つの村の考察
①昭和初期の出来事。
ですので、事件が起きても全国にすぐに
伝わることが無かった。人から人へ、うわさ話からうわさ話へ
しかし実査にあった事件。


②恨みを持って2時間で30人を殺害した点
 発狂したのではと思わせる出来事だった。
 また、90人たらずの集落の30人が殺されたことに
 村人は恐怖と、村人は、ほとんどの人が殺された
(又は村人全員が) と噂が広がったと思われる。


③当時この村では「夜這い」と言う風習があり
 集落の男性がいろいろな家の女性と関係をもつことがあった。
 近親相姦ではないかもしれないが、そんな風習があったのだ。
 もちろん犯人も「夜這い」行為をしていた。


④この津山事件は
 「八つ墓村」の題材になった。
 「祟りじゃ〜っ! 八つ墓の祟りじゃ〜っ!」
TVで流れたCMで、祟り・呪いを思わせる物と繋がる。


⑤噂とは本当の事件が少し入っているとより、
 リアルな話になり、人は本当にあった話と感じてしまう。


以上のことから、2つの伝説の村は
その事件が過剰に広がった物ではないかと思われます。
また、犬鳴峠は実際にある峠で、ここで殺人事件も起きていて
そこから更に恐怖とうわさ話が合わさって
犬鳴村を作り上げたのではないかと思います。